この記事では、右脳と記憶力をテーマに解説しています。
右脳は左脳よりも記憶能力が高いとされています。
左脳が言語や論理の理解を得意としているのに対し、右脳はイメージ化することで物事を認識しています。
イメージというのは、画像や絵のようなものです。
日常生活の中で、印象に残った出来事やシーンが脳裏に焼きつくことがありますよね。
そういったものがイメージです。
あるいは、ロゴやキャラクターを創作するときに右脳を使ってイメージします。
そして、イメージ化された情報は言語情報よりも覚えやすく忘れにくいという特徴を持っています。
たとえば人の名前は言語情報なので左脳で覚えます。
一方、人の顔は画像イメージに近いので、右脳で覚えているのです。
右脳と左脳で働きが違うので、イメージと言語情報で使い分けています。
久しぶりに会った知人に対し、顔は覚えているけれど名前をどうしても思い出せないということがよくあると思います。
これは左脳による言語記憶と右脳によるイメージ記憶の鮮明度の違いによって起こる現象です。
また、イメージ記憶は無意識によって蓄積されます。
言語記憶は意識することによって蓄積されるため、記憶するときの手間や疲労感にも格段の違いがあります。
つまり、右脳の記憶力を活用することで、今までよりも多くのことを覚えられるということです。
右脳のイメージ記憶を活用したものに、イメージ記憶術の書籍や教材があります。
興味がある人は、そういった教材を参考にしてみるといいでしょう。
イメージ記憶術というものは、記憶術のなかでも代表的な手法です。
では、どうすれば右脳の記憶力を引き出せるのでしょうか。
右脳の記憶力を鍛える方法のひとつが左脳では追いつかないほどの速度で情報を取り入れることです。
たとえば、画集などをパラパラとめくってみた場合、1枚1枚をしっかり見る時間などなかったのに、ある程度は中身の絵をイメージできることがあります。
これは左脳では処理が追いつかないため、右脳で情報処理が行われた証拠です。
右脳により絵をイメージとして捉えたということです。
こうした訓練を繰り返すことで、右脳でイメージとして記憶する能力が上がっていくと考えられます。
イメージ記憶の作業には慣れもあるでしょうから、最初から上手くできなかったりします。
意識的にイメージ記憶を日常生活に取り入れるといいでしょう。
右脳の記憶力は左脳のおよそ100万倍とも言われています。
上手に右脳を活用できれば、勉強や仕事がぐっと楽になるかもしれません。
右脳の記憶力を引き出したい人は、物事を意識的にイメージで捉えるようにしてみてください。
以上、右脳と記憶力について説明しました。