このページでは、社労士(社会保険労務士)の試験科目と出題範囲について説明しています。
社労士は企業の人事や労務管理全般に関わる資格です。また、医療保険や年金制度などにも関連するため、高齢化社会の日本では需要が増している資格のひとつです。
そのため、社会保険労務士は幅広い法律の知識が問われる試験になります。
社労士の資格保有者は企業でも求められる人材ですし、独立企業を目指す人もいます。
それでは、社労士試験の試験科目について見てみましょう。
社労士試験の試験科目
社労士試験の試験科目は大きく分けて2つ存在し、出題形式は選択式と択一式に分かれています。全問マークシート方式の試験です。
択一式とは、5つの選択肢の中から正解を1つ選ぶ問題です。
選択式とは、文章中の5箇所の空欄に当てはまる用語を20個の選択肢の中から選ぶ問題です。
社労士試験は全問マークシート方式なので、過去問を使った対策が有効です。
似たような問題が出る傾向があったり、角度や切り口を変えた問題が出るからです。
また、社労士試験では、論文試験や口述試験がないので、その点は負担は軽いと言えます。
これから、社労士試験を受けるつもりである人は、以下の内容を理解した上で勉強を進めると良いでしょう。
試験科目を大きく分けると、労働保険と社会保険が存在します。
勉強を行う際は2つの関連性をよく理解し、バランスよく学習する必要があります。
さらに細かく試験科目をチェックすると、出題される法律が複数存在します。
労働基準法や労働安全衛生法など、労働に関する基本的な法律について出題されます。
また、労働者災害補償保険法や雇用保険法など、保険に関する基本的な法律についても出題されます。
労働保険の保険料の徴収等に関する法律、厚生年金保険法も試験科目に含まれています。
他には、労務管理その他の労働に関する一般常識も出題範囲となります。
社労士は試験科目に含まれている法律が複数あるため、学習ボリュームが多くなります。社労士試験の勉強には通信講座や教材、過去問を活用して効率よく学習を進めましょう。
以上、社労士(社会保険労務士)の試験科目と出題範囲について解説しました。
※ 社労士の正式名称は、社会保険労務士になります。