このページでは、行政書士の難易度と合格率について説明しています。
行政書士試験には厳格な受験資格が存在しないため、年齢や性別や学歴などに関係なく誰でも受験できます。
比較的、受験のハードルが低い資格試験と言えます。
では、行政書士試験の難易度や合格率はどれくらいなのでしょうか。
行政書士試験の難易度と合格率について見てみましょう。
行政書士の難易度はどれくらい?
まず、行政書士の難易度についてですが、弁護士や司法書士、公認会計士、税理士、弁理士などの資格と比較すると、難易度は低めです。
行政書士試験では、行政法や民法、商法、憲法などの法律に関する知識が必要となるものの、試験は1度の筆記試験のみとなります。
短答式試験、論文式試験、口述試験など複数の試験に分かれていたり、科目ごとの合格が必要な試験と比べると、行政書士は試験方式がシンプルです。
ある資格の専門学校も、努力を続ければ初心者でも合格を狙える資格として紹介しています。
行政書士の合格率はどれくらい?
次に、行政書士試験の合格率ですが、だいたい10パーセント前後になります。
直近5年の行政書士試験の合格率です。
平成29年度 15.7%
平成28年度 9.95%
平成27年度 13.12%
平成26年度 8.27%
平成25年度 10.10%
なお、行政書士試験の受験者数は減少傾向にあります。
受験者全体の10パーセントという行政書士の合格率を見ると、難しいと感じる人もいるかもしれません。
行政書士は国家資格であるため、一般的な民間資格や検定試験よりは、難しい試験だと言えるでしょう。
しかし、他の国家資格の合格率のデータを見ると、合格率がわずか5パーセント前後の資格試験もあります。
行政書士は国家資格でありながら、合格率が10パーセント以上である年度もあるため、チャレンジしやすい資格と言えます。
行政書士は独学でも合格できる?
市販の参考書や教材を用いれば、独学で行政書士試験に合格することもできるでしょう。
実際に、独学で行政書士試験の勉強をしている人は珍しくありません。
行政書士試験の参考書や問題集は種類も豊富ですし、書店で簡単に手に入ります。行政書士の通信講座もあります。
行政書士を独学で勉強する環境は整っているのです。
また、行政書士試験に合格する可能性を高めるためには、大原簿記やLECなどの資格の専門学校に通うこともおすすめです。
当サイトでは、行政書士試験の対策におすすめの記憶術を紹介しています。
以上、行政書士の難易度と合格率について解説しました。