このページでは、社労士(社会保険労務士)の難易度と合格率について説明しています。
社労士とは社会保険労務士法に基づいた国家資格者です。事業の発達と労働者の福祉の向上が目的で、社労士試験に合格することで取得できます。
社労士の資格保有者は民間企業でも求められていますし、独立起業を目指す人もいます。
近年では、高齢化社会の影響で、医療保険や年金制度のアドバイスを行う社労士の資格は需要が増しています。
社労士試験の難易度
社労士試験は国家資格であるため、民間の検定試験や資格試験よりは難易度が高いと言えるでしょう。
ただし、社労士試験は全問マークシート方式の試験のため、論文試験や口述試験、記述式問題が出題される国家資格と比べると、難易度は低いです。
弁護士や司法書士、公認会計士、税理士、弁理士と比べると、社労士試験の難易度は低く、宅建や行政書士と比べると、難易度は高いと言えます。
また、社労士試験はを受験するためには、短期大学か高専卒以上であることが求められます。社労士試験には受験資格があるのです。
社労士試験は誰でも受験できる試験ではないということに注意してください。
さらに、社労士試験は年に一度しか試験が行われないことも考えると、事前にしっかり準備する必要ある資格試験と言えるでしょう。
社労士試験の合格率
社労士試験の合格率についてですが、受験者は毎年4万人程度存在し、そのうち合格できるのは全体の全体の5パーセントから10パーセント程度です。
過去10年間の合格率のデータを見ると、平成27年度の合格率は3パーセント以下でした。
社労士試験の合格率は年度によって、バラツキがありますが、合格率7%前後の年が多いようです。
社労士試験の合格は決して簡単ではありませんが、就職や転職で役立つだけでなく、独立開業することも目指せる国家資格です。
狭き門であっても、社労士の仕事に魅力に感じたのであれば、コツコツと勉強を続けてチャレンジしてみることをおすすめします。
以上、社労士(社会保険労務士)の難易度と合格率について解説しました。
※ 社労士の正式名称は、社会保険労務士です。本文中では、社労士の表記を用いています。