このページでは、歴史検定(歴史能力検定)のメリットについて記述しています。
歴史検定に合格すると歴史の知識確認だけでなく、高等学校卒業程度認定試験や通訳案内士試験で科目免除を受けることができたり、大学入試で評価される等のメリットがあります。
高等学校卒業程度認定試験での科目免除
高等学校卒業程度認定試験に合格すれば、高校を卒業していなくても、高卒と同等の学力が認められ、大学や短大、専門学校の受験資格が得られます。
文部科学省 公式ホームページ
高等学校卒業程度認定試験が正式名称ですが、高卒認定試験や高認と略されることが多いです。以下、高卒認定試験と表記します。
歴史検定2級以上の合格者は、高卒認定試験で科目免除が受けられます。
歴史検定 日本史1級または日本史2級の合格者:高卒認定試験 日本史Bが科目免除 歴史検定 世界史1級または世界史2級の合格者:高卒認定試験 世界史Bが科目免除
1級または2級なので、どちらか一方に合格していれば科目免除になります。
歴史検定2級以上にあらかじめ合格しておけば、歴史科目免除となり、高卒認定試験の本番での負担が減るのは大きなメリットですね。
高卒認定試験で科目免除を受けるためには、歴史検定の合格証明書が必要です。
歴史検定の合格証明書は、賞状とは異なります。別途、発行申請をする必要があります。
ちなみに、高卒認定試験は、以前あった大学入学資格検定(大検)のことです。大学入学資格検定は、平成17年度から高卒認定試験へ変更になりました。
全国通訳案内士試験での科目免除
全国通訳案内士とは、簡単に言えば、観光ガイドさんの仕事に関連する資格です。全国通訳案内士になるには、試験に合格して、都道府県に登録する必要があります。
観光庁 公式ホームページ
全国通訳案内士は、外国人の観光案内をするので、語学力に加えて、日本の歴史や文化、地理についての知識が必要とされます。
そのため、全国通訳案内士試験には、日本歴史の科目があります。
歴史検定の日本史2級以上の合格者は、全国通訳案内士試験で科目免除が受けられます。
歴史検定 日本史1級または日本史2級の合格者:全国通訳案内士試験 日本歴史が科目免除
1級または2級なので、どちらか一方に合格していれば科目免除になります。
日本史2級以上にあらかじめ合格しておけば、日本歴史は科目免除となり、全国通訳案内士試験の本番での負担が減るのは大きなメリットですね。
全国通訳案内士試験で科目免除を受けるためには、歴史検定の合格証明書が必要です。
ちなみに、全国通訳案内士は平成30年1月に改正通訳案内士法が施行され、通訳案内士から全国通訳案内士へ名称変更になり、通訳案内士の業務独占規制が廃止されました。
入試での評価が上がる
歴史検定に合格していることで、大学や短期大学、高校入試等での評価が上がったり、選考の参考にしていることがあります。また、単位認定している学校もあるようです。
AO入試や推薦入試で歴史検定合格が評価や参考の対象になることが多く、学校や学部、年度によって異なります。対象級の指定がある場合もあります。
詳細については受験希望の学校へ直接お問い合わせ下さい。
参考までに、歴史検定の資格取得者を評価の対象や選考の参考にしている大学の一覧です。
和光大学、国際医療福祉大学、高崎経済大学、日本薬科大学、ものつくり大学、中央学院大学、国士舘大学、東洋学園大学
以上、歴史検定(歴史能力検定)に合格するメリットでした。
※ 歴史検定の正式名称は、歴史能力検定です。